畳は日本の伝統的な床材として多くの和室に使用されていますが、湿気の多い環境ではカビが生えやすいって知ってましたか?。三条たたみのこの記事では、畳に生える嫌なカビの原因やそのしっかりとした対策、予防法について詳しく解説していきます!さらにおすすめのカビ取り道具や三条たたみならではのカビ対策もご紹介し、皆さんが安心して清潔な和室で畳ライフを楽しめるよう参考にしてください!
畳にカビが生える原因

みなさんが知っての通りカビが発生する主な原因は湿気と気温です。梅雨や夏場は特に湿度が高まり、畳がカビが発生しやすくなります。その一例でよくあるのが「畳の上にカーペットやじゅうたん」を引いている方も多いかと思います。この記事を読んで一度確認してみてください。
- 湿気:室内の湿度が60%以上になるとカビが繁殖しやすくなってしまいます。和室に洗濯物を干したり、加湿器を長時間使用したりすると、湿度が急上昇してしまうので要注意です!
- 換気不足:密閉された空間では湿気がこもり、カビの温床に。和室に設置したタンスや押し入れの下は換気不足で湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい場所となってしまいます。
- 不適切な掃除:畳の溝に入り込んだお子さんがこぼしたお菓子の食べカスや埃、ペットの毛などがカビの栄養源となります。
畳に発生するカビの種類と特徴
白カビ(軽度のカビ)
- 表面に白っぽい粉状のものが現れ、初期段階で比較的取り除きやすいカビ。
- 湿気が増え始める季節や換気不足の和室でよく見られます。
発生場所
- 畳の表面
- 特にベッドの下や家具の下、そして部屋の隅っこに発生しやすいです。これらの場所は通気が悪いため湿気がたまりやすく、カビが繁殖する条件が整ってしまいます。
- 襖や障子の桟(さん)
- 和室の襖や障子の木枠部分にも湿気が溜まりやすく、軽度の白カビが繁殖することがあります。
- 壁面
- 冬の結露が原因で壁際やクロスの表面に湿気が吸収され、白い粉状のカビが広がることがあります。
黒カビ
最も厄介なタイプで黒く斑点状に広がり、畳や壁に定着しやすい。健康被害を引き起こすことがあるため注意が必要です。湿気と汚れがたまりやすい環境で特に発生しやすいカビです。
発生場所
- 家具の裏や下
- 家具やベッドの下、収納ケースの下部に発生しやすい。通気が悪く、湿気がこもる場所が黒カビが好む温床になります。
- 使われていない部屋
- 使われていない部屋は空気の循環が少なく、湿気がこもりがちです。黒カビが好む環境をなるべく作らないようにしてください。
- 押し入れ内部
- 押し入れは換気が悪く、湿気がこもりがちです。収納している布団や木材部分にも黒カビが発生してしまうことがあります。
青カビ
湿気の多い環境でよく見られ、畳の見た目にも影響します。
湿気の多い場所で発生する青緑色のカビ。悪臭を放ち畳の見た目にも影響します。
発生場所
- 畳全体
- 梅雨時期に雨が数日降り続き換気ができない和室で、特に窓際や北側の部屋で発生しやすい。青カビは畳の素材に定着してしまうため全体が青緑色に変色することがあります。
- 壁と畳の接触部分
- 壁と畳が接触している箇所は通気が悪く、湿気が溜まりやすいため青カビの発生リスクが高い。
- 和室の窓枠近くの畳
- 冬場の結露が頻発する窓枠近くでは、湿気を吸収した畳に青カビが発生しやすい。
畳に発生するカビ対策の具体的な方法
カビ取りに必要な4つの道具
- 市販消毒用アルコール(70~80%濃度)※次亜塩素酸水も効果あり
- 畳を傷つけない柔らかいブラシ
- カビ菌を吸い込まないようにマスクと手が荒れないようにゴム手袋
- 乾かすために扇風機または除湿機
2. カビ取りの対処手順(軽度のカビ)
- 畳の表面のカビを掃除機で吸い取る
掃除機で畳を傷つけないように目に沿って発生しているカビを吸い取ります。 注意: 畳の目と逆の方向に掃除機をかけると畳を傷める場合があるので気をつけてください。 - 70~80%濃度の消毒用アルコールで拭き取り
アルコールを布に含ませ、カビを削り落とした畳の表面をやさしく拭き取ります。アルコールはカビ菌の繁殖を抑え流効果があります。 - 畳を乾燥させる
自然乾燥が難しい場合は扇風機を使い風通しの良い環境を作り、また除湿機を使うのも効果的です。
畳のカビ発生を防ぐための3つの具体的な予防策
1. 和室の湿気対策を徹底する
畳に発生するカビの最大の原因は「湿気」です。和室の湿度を適切に管理することで、カビの繁殖を防げることができます。
湿気対策の具体的な方法
- 和室での除湿機やエアコンを活用
- 湿度は50~60%に保つのが理想的です。
- 障子や網戸など窓を定期的に開ける
- 湿気が多い時間帯ではなく朝晩の涼しい時間帯に窓を開け、定期的に換気を行いましょう。
- 市販の乾燥剤や湿気取りシートを設置
- 畳の下や押し入れに湿気取りシートを敷くことで、湿気の吸収をかなり抑えることができます。
2. 定期的な掃除を習慣化する
埃や汚れはカビの栄養源となります。清掃を習慣化することで、カビの発生リスクを大幅に下げられます。
畳の掃除の具体的な方法
- 掃除機を畳の目に沿ってかける
- 畳の目に沿って掃除機をかけることによって溝に溜まった埃を丁寧に取り除くことができます。
- 畳の目に沿って乾拭きする
- 湿った布ではなく、乾いた布で拭くことで湿気の追加を防ぐことができます。
- ポイント: 消毒用アルコールを少量含ませた布を使用すると、除菌効果が加わります。
- 家具の裏も清掃する
- 和室の家具の裏は埃が非常に溜まりやすい場所です。理想は一年に一回でも家具を少し動かして清掃しましょう。
3. 環境を改善して通気を確保する
和室の畳に発生するカビを防ぐには、湿気がこもらない環境を整えることが重要です。
通気を確保する具体的な方法
- 家具の配置を工夫する
- 例)タンスの下にキャスター付き台座などを設置したりして、畳と家具の間に約5cm以上のスペースを確保します。
- できるだけものを置かない
- 空気の循環しやすいスッキリとしたくつろぎやすい部屋にしましょう!
- 押し入れや壁際の通気を確保する
- 押し入れにすのこを敷いたり、壁際に家具を寄せすぎないなどの工夫をしましょう!
プロの技術で湿気のこもらない「畳環境」をつくる

三条たたみは、昭和9年の創業以来、多くの和室の畳を取り扱ってきました。その経験と技術を基に、畳に生えるカビの悩みに対して、湿気対策を徹底することで清潔で長持ちする和室を実現できます。快適な和室を維持し畳のカビを防ぐために畳全商品に、消臭、脱臭、防カビ、除湿、調湿に非常に優れた「梅炭シート」を標準装備ご提供しています。
調湿効果の高い「梅炭シート」で湿気を管理
三条たたみの「梅炭シート」は、和歌山県産の梅の種を細かく砕いて、古紙に炭を練り込んだ三条たたみのオリジナルシートで、防カビ・調湿効果に優れた特別なシートです。畳表と床の間に入れることで、湿気を吸収し、畳全体を快適な環境に整えます。
なぜ梅炭シートが効果的なのか?
防カビ・防臭効果
高い吸湿性を誇る梅炭の多孔質構造が、空気中のカビ菌や嫌な臭いを吸着します。
備長炭の約10倍の吸湿効果を持つ梅炭を使用することで湿度が高い時期には湿気を吸い取り、乾燥時には放出して湿度を適切に保ちます。
「ビニール樹脂畳」または「和紙畳」の張替えでカビリスクを軽減
三条たたみが提供する「ビニール樹脂畳」や「和紙畳」は、耐湿性と耐久性に優れた最新技術で作られた畳です。カビやダニの発生を抑えたい家庭に最適です。

ビニール樹脂畳の3つの特徴
- 耐湿性の高さ
ビニール樹脂畳はその特性を生かし、さっと水拭きができ飲み残しも簡単に拭けてお手入れしやすい - 高い耐久性
和紙畳同様、色あせしにくく、ささくれもしにくいのでペットや子どもがいる家庭でも安心して使える強度を備えています。和紙畳よりも体に触れた時に優しい肌触りで柔らかい感じがします。 - デザイン性
豊富な24種類ものカラーバリエーションで、和室を現代風にアレンジすることも可能です。
和紙畳の3つの特徴
- 耐湿性の高さ
和紙で編まれた畳表は、い草の畳表に比べて湿気を吸収しにくく、カビやダニが発生しにくい仕様になっています。 - 高い耐久性
色あせしにくく、ささくれもしにくいのでペットや子どもがいる家庭でも安心して使える強度を備えています。 - デザイン性
豊富な24種類ものカラーバリエーションで、和室を現代風にアレンジすることも可能です。
「清潔な和室で快適な畳ライフ」とは?
「清潔な和室で快適な畳ライフ」とは、心地よいい草の香りと爽やかな空気に包まれた和の空間で、家族や自分自身がリラックスして過ごせる生活を指します。清潔な畳と爽やかな空気に包まれた和室は、日常の疲れを癒し、自然と深い安らぎを感じられる特別な場所となります。
三条たたみでは、この理想的な「清潔な和室で快適な畳ライフ」を実現するため、毎日和室を快適に保つためのご提案や製品を開発・ご提供しています。例えば、カビやダニの発生を防ぐ「梅炭シート」の標準装備や、畳職人の熟練した技術による一枚一枚丁寧な畳の張り替え※など、清潔で安心な和室作りを徹底サポートします。お客様のライフスタイルに寄り添い、「住むほどに心地よくなる畳ライフ」をお届けすることを使命としています。
※一部の商品
三条たたみが提案する「カビ知らずの和室づくり」
和室の畳に発生するカビ問題は、湿気や換気不足、そして手入れの不足が原因で発生します。これに対処するためには、カビが発生しないように予防策を徹底することが何より重要です。三条たたみでは、以下の具体的な方法でカビ知らずの和室づくりをサポートします。
- 畳表と畳床の間に入れることで湿気を吸収し、カビ菌の繁殖を防ぐ「梅炭シート」
- 耐湿性と耐久性に優れた「ビニール樹脂畳」もしくは「和紙畳」への張替え
- 畳の張替え時に防カビ対策や湿気対策を実施。畳の状態に応じた最適な専門的なアドバイス
最終的なアドバイス

和室の畳に発生するカビ対策は、湿気管理、定期的な掃除、専門家による環境改善の3つを実践することで、ほぼ完全に予防可能です。これらを組み合わせれば、長年使える清潔な畳を保つことができます。
三条たたみでは、お客様一人ひとりの生活環境や地域性に合わせたカスタマイズ対応を行っております。畳の張替え、防カビ施工、湿気対策のご相談は、お気軽にお問い合わせください。和室の専門家が快適で美しい和室づくりを全力でサポートいたします!
三条たたみでは無料出張見積もりもしております!
和室専門のプロのアドバイスを受けながら心地よい和室を一緒に作っていきましょう!

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